公務員の平均年収

景気が改善している、と言われている。しかし改善しているのはほとんどが大企業。中小企業は相変わらず厳しい状況に立たされ、一般庶民の給料は上が らず、逆に負担は年々増していく。人々先行き不透明な未来に不安を覚えながら日々生活を送っている、というのが現代社会の厳然とした現実であろう。

そんな中、公務員だけはそんな社会情勢に左右されず、安定しているように映る。倒産の恐れはなく、終身雇用が基本とされ、昇給、昇進も堅 実。毎日必死に働いても一向に収入が増えない民間企業の労働者からは「公務員は恵まれている」「われわれが収めている税金で楽な生活を送っている」と厳し い声があがっている。公務員の不祥事がメディアに取り上げられる機会が増えていることがそれに拍車をかけている上体である。

そんな公務員、平均年収はどれくらいもらっているのだろうか? 厳しい声を上げられるほどもらっているのだろうか?

サラリーマンとの差は歴然

参考まで挙げると国家公務員の平均年収は628万円(2005年度)、地方公務員の平均年収は手当てなどが多いこともあって707万円にものぼる。

ちなみにサラリーマンの436万円である。 この数字を見ればだれもが「多い」と感じるだろう。そして「やはり公務員は恵まれている」と憤りを覚えるのではないだろうか?

確かにサラリーマンとの差は歴然としている。ただ、この「平均」というのが問題である。現実問題として周りを見回してみて、すべての公務員が恵まれた生活を送っているか、というとそうではない。ではなぜ公務員の給料はこれほど高いのか?

仕事に見合った収入を!

それは、職種によって大きな差がつくからである。現実問題として厳しさを増す社会の情勢からは考えられないような、非常識ともいえる年収を得ている公務員職も存在する。知れば税金の無駄遣いとしか思えない金額に憤りを覚えるものもある。

話題に上ったものでは給食のおばさんや、みどりのおばさんの平均年収が800万円というものがある。もちろん、これらの職業を蔑む気はないし、仕事が楽だとは言わない。しかし、やはり民間サラリーマンと比べてしまえば非常識、と言われても仕方ないであろう。

これらはすべてムダ遣いを放任する財政の怠慢である。そして公務員に対して厳しい目が向けられる原因にもなっている。平均年収を下げるべきである、とは言わないが、どの公務員も仕事に見合った収入を得る状況に改めるべきであることは間違いないだろう。